『ミセス京都』市議問題に尾木直樹「泥沼です」 「告発は夫」に「子供がかわいそう」

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   政務活動費の不正受給疑惑が浮上している「ミセス京都」ファイナリストでもある豊田恵美・京都市議。司会の谷原章介は10日(2021年12月)、「告発したのは女性市議の夫でした。2人の間にいったい何があったのでしょうか?」と切り出した。

  • 番組サイトより
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事務職員の給与として計上

   豊田市議がミセス市議の初代ファイナリストに選ばれたのは今年10月。政治活動以外でも注目され、自民党のホープと目されていた。しかし、夫で元京都府議・市議の貴志氏。夫は2年前に議員を引退し、入れ替わるように市議になったのが妻の恵美市議。夫は妻の事務所の職員として勤務していたが、去年3月に怪我をして、今年11月まで仕事ができなかったという。しかし豊田市議の事務所の収支報告書を見ると約137万円を事務所職員の給与として計上されていた。

   夫は「めざまし8」の取材に「頸椎ねん挫で働けなくなった。しかしその期間にも私に給与を支払っていたことになっていた。実際には私は給与をもらっていないのですが、妻が所持する私名義の通帳とキャッシュカードの履歴を金融機関に上げてもらうと、妻名義で振り込まれています。私名義の通帳を返してほしいと話すと、返さないし、口をつぐんでしまうんです」と訴えた。

   これに対し妻の豊田市議は「不正ではございません」と、夫の告発を全面否定し、「夫とは離婚協議中で、小学4年生の娘の幸せを最優先に考えている」と語った。休業中に支払った給与についても「事故の事実はあるが、夫は普通に生活していた。仕事も継続しており、労働の実態もある」と主張した。

   しかし、夫は休業していた証拠もあるとして「休業損害証明書を保険会社に提出しましたが、それには妻の筆跡で署名があります」と反論。これにも市議は「働いている実態があり、署名を断ったが、断り切れない弱い立場にいた。夫婦関係は対等ではなく夫が上。暴力をふるうこともあり、断り切れず署名をしたことは反省している」と話している。

   妻の反論の後、再び夫を訪ねると「怒りと呆れしかない。私が議員の時はそういう夫婦関係だったかもしれないが、彼女が議員になってからはむしろ彼女が威圧的になったと思っている」と話した。

「不正受給以前に夫婦のケンカ」

   豊田市議の父親は「夫婦関係で訴え合うのはおかしい。結婚する時もやめておけと言っていた。迷惑なのは子供で、かわいそうだ。もう2人の縁は戻らんやろう」と話した。

   現在、娘は妻のもとで生活しており、夫は「娘を取り戻したい思いがあるだけ。妻では育てられない。自分が育てたい」と言っている。

   フジテレビ解説委員の風間晋は「政務活動費についての疑いと、活動実態があったのに保険請求ならこれも不正の疑いがある。どっちに対してもおかしい。家庭問題がなければ明るみにならなかったのかも」と話す。

   教育評論家の尾木直樹は「不正受給以前に夫婦のケンカがあり、モラハラが両方にあったというが、どっちもどっち。泥沼です。巻き込まれた形のお子さんがかわいそうです。親の自覚を持ってほしい」と訴えた。

   若狭勝弁護士によると「焦点は親権問題だろう。市議で生活能力がある妻に親権が傾く可能性が高い。しかし政務活動費で詐欺を働いたとなれば夫の形勢逆転はありえる」という。

   この日が「めざまし8」初登場のタレントでモデルの19歳、世良マリカは「夫婦喧嘩がなければ表に出なかった問題で、政界への不信につながる。子供を巻き込んで、嫌な気持ちになる」とコメント。

   お笑い芸人のカズレーザーは「支払われた137万円について、市議会は監査していないのか。ザルな話。普通なら労働実態がなくて、賃金を支払っていたらわかるはず。わからないのだとしたら制度自体に問題がある」と批判。

   谷原は「明るみになったのはよいことだと思うが、傷つくのは子供」と子供を気遣った。

(バルバス)

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