6日(2021年12月)の「めざまし8」は、ティアラとローブ・デコルテの正装で成年皇族としての行事に臨まれた愛子さまと、その服装の背景にある皇后・雅子さまの思いに迫った。
皇室ファッションに詳しい青木淳子さんが注目したのは、愛子さまのジャケットのデザインがテーラードカラーだという点。
「雅子さまが独身時代キャリアウーマンだったこと。また、皇太子妃、皇后としてのお立場で公務に臨まれる時にもテーラードカラーのお洋服が多かった。そのテーラードカラーを成年式に選ばれたのは、すごく意味があると思います」(青木さん)
谷原章介「とてもいい形で収まったと思います」
青木さんはさらに、ローブ・デコルテの生地の柄にも雅子さまの思いが込められていると指摘する。
雅子さまが1993年のご成婚時に着用されたローブ・デコルテに使われていたのは、鳳凰や龍の模様が金糸で縫い込まれた「明暉瑞鳥錦」というシルク生地で、上皇后美智子さまから贈られたもの。青木さんは、愛子さまの生地の模様は、雅子さまのローブ・デコルテを想像させると話す。
「(愛子さまのものは)草花の曲線的な模様で、同じようなイメージの地紋です。一方、眞子さんは小花柄の模様でしたし、佳子さまは小花の小紋柄模様でした。材質も少し違っていて、やはり愛子さまのものの方が重厚感があるかな、と。そこにちょっと格の違いを感じます」(青木さん)
また、フジテレビ宮内庁担当の宮崎千歳記者は「皇后さまは、愛子さまのご成年は一生に1度の機会で、とても大事な機会だと捉えていらっしゃるそうです。ドレスを作って実際に着用した経験があるのは、ご家庭の中では母である皇后・雅子さまだけで、本当に心を込めて愛子さまの節目であるドレスづくりに関わられたのだと思います」と話す。
MCの谷原章介「愛子さまがティアラをお作りになられないと聞いた時は、素晴らしいご決断だと思うと同時に、残念な気持ちも抱いた。でも愛子さまのこのお姿を見ると、清子さんから引き継いだティアラと、お母様から引き継いだ素敵な柄の衣装で、とてもいい形で収まったと思います」
永島優美アナ「ローブ・デコルテも控えめな品の良さが本当に際立っていました」
(ピノコ)