<JKからやり直すシルバープラン(テレビ東京系)> 今回(12月2日未明、2021年)のシルバープランは「顔」。クラス一番の秀才柏村(祷キララ)が、人生は「顔」で決まるという。性格は悪くても男子からもモテモテで人気者のハヤナ(紺野彩夏)を例に出していう。
ハヤナのピンチに...
マジメになった二ノ宮小百合(鈴木ゆうか)が気に食わず、ハヤナは相変わらず遊びまくっていて、ある晩、大学生との合コンの帰り行方不明に。危ないところを二ノ宮がいち早く見つけてハヤナを助けると思いきや、その現場にやってきたのは、なんと慎二(小宮璃央)。「え?なんで」とはてなマークがいっぱいのなか、大学生に立ち向かう慎二。「ハヤナを助ける慎二くんマジでカッコ良かった! 私服ありがとうございます!」との反響もあったが、はてなマークがぬぐえない。そしてこの後二ノ宮登場。「お酒は二十歳なってから」と言い放ってこけしで大学生をぶん殴る。なぜこけしなのかはわからないが、この一撃でハヤナは助かる。
雑な文脈ではあるが、柏村さんも登場して「空手二段」の腕前を披露。大学生を一発でノックダウン。強い!文武両道の柏村は、二ノ宮の対照的な存在としていよいよ見逃せない。
ハヤナのように、自分に素直になれず、ハメをはずしている美人というのはときどきいるが、秘めた想いを持っていることが多い。ハヤナも絵が好き。作品を披露するような場面があったらいいのに。意外にも繊細な絵を描いたりするのかも。
「顔」というテーマから、ドラマの最後にココ・シャネルの言葉「20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生、でも50歳の顔はあなたの功績」と出てくるが、シャネルの鋼のような表情と世界を舞台にした功績が浮かび、今の高校生にピンと来るかなと少し疑問も。
登場人物が「仲間」になったところで次の展開はどうなるのか。次回のシルバープランは「家族」。はずせないテーマゆえに楽しみだ。
(Y・U)