アイドルのプロデュース公開オーディション
そしてもう1人、ぬいぐるみの質問に反応したのが大橋だった。大橋は子役時代に映画の中でぬいぐるみを使って父親を殺す役を演じたといい、「あの時の感触が今蘇ってます。全身全霊で演技した、あの時の...」と説明していたが、松永が隠していたぬいぐるみに大橋の指紋が付いていた。
大橋は犯行を認め、事件直前に豊原から
「子役としての仕事がなくなった頃から、母親に八つ当たりして暴力をふるってたんだろ?母親が車いす生活になってしまったのも剣人の暴力が原因なんだよな」
「暴力的な男なんてアイドルにふさわしくない。ネットにあげちゃおう。ユズキも大我も剣人も、みんな落ちればいい」
と言われたことを明かす。立ち去ろうとする豊原を追いかけた際に2人で転倒してしまい、豊原がブロックに額を強打。朦朧とした様子の豊原を見て、「このまま死んでくれたら、僕の秘密を暴露される前に。昔出演した映画を思い出して」と、ぬいぐるみで豊原を殺害したと自供した。
オーディションは中止となり、「アイドルなんかなれるわけないやん。この2カ月、無駄な努力しただけやった」と自暴自棄になる松永に、マリコと刑事の土門薫(内藤剛志さん)は、元彼女と娘がオーディションの配信を見て松永を応援していたことを明かす。
マリコから
「アイドルって、応援してくれる誰かがいるからアイドルなんだと思う。あなたはきっと、娘さんのアイドルになれる」
と励まされ、松永は「そうなれるように、努力します」と涙ながらに決意を語っていた。
男性アイドルのオーディションが題材だったことで、韓国発の人気公開オーディション番組「PRODUCE 101」を連想した視聴者が多かったようだ。ツイッターなどでは
「科捜研の女でプデュ(編注:PRODUCE 101)みたいなサバ番(編注:サバイバルオーディション番組)やってるwwww」
「宿舎や練習室にカメラがついて24時間監視体制だったりインタビュー風景の感じはまんまプデュ」
「科捜研の女、本当にめちゃくちゃプデュで爆笑止まらん」
といった声が上がっていた。
(TT)