山梨の地震と「南海トラフ」 永島優美アナ「予兆ともいえるそうです」

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   番組冒頭で司会の谷原章介が「今朝6時30分過ぎに山梨で震度5弱の地震がありました。富士五胡付近で地震が頻発するのはなぜなのでしょうか」と紹介したニュース。永島優美アナは続けて「南海トラフの予兆ともいえるそうです」と話した。

    震度5弱の地震が起きたのは6時37分ごろ。山梨県東部・富士五湖で震度5弱を観測した。マグニチュードは4.9、深さ20キロの地震だった。甲州市在住者は「下から突き上げる大きな揺れだったが、10秒ほど揺れてピタリと止まったが、長く感じた」と話す。

  • 地面の下で何が起きているのか
    地面の下で何が起きているのか
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和歌山でも

   実はこの日、12月3日には午前2時18分に震度4、午前2時23分には震度3の地震も起きていた。およそ4時間の間に3回の地震――。いったいなぜ、山梨周辺で地震が相次いだのか。

   東京大学の笠原順三名誉教授はこの地震について「フィリピンプレートの上の比較的浅い地震で、このところ太平洋プレートとの境目で盛んな活動が見られるが、それがフィリピンプレートに及んだのではないか」と指摘。さらに「場所としては南海トラフからは少し離れているが、首都圏直下型などへの警戒は必要ではないか」と予測した。

   6時半の地震の際にはすでに楽屋にいたというカズレーザーは「富士山噴火とリスクとの関連はあるのか?」と笠原名誉教授に質問。笠原名誉教授は「富士山の活動と房総沖、東海沖地震は密接に関連している。房総沖と南海トラフが接近して起きることもある。全体的に活発になっている印象だ」と答えた。

   元宝塚の遼河はるひは「愛知出身なのですごく怖い。不安です」とコメントすると、笠原名誉教授は「富士五湖付近で3つの地震が続けて起きたが、これは東日本大震災の余震とは違う形。大きめの地震が起きる可能性もある」と指摘し、「首都直下型はフィリピンプレートと関係しており、危険性は高くなっていると思う。活動を見ていると有感の震度4、震度5クラスの地震が起きる気がする」と話した。

   カズレーザーが「今回のマグニチュード4.9という地震は規模としては大きくないが、ガス抜きにはなっているのか?」と質問すると、笠原名誉教授は「ガス抜きにはならないですね。深さ20キロの地点でマグニチュード6クラスの地震が起きれば、震度は6強くらいになりうる。警戒が必要だと思います」と答えた。

   この後、9時28分にも和歌山県に緊急地震速報が出て、マグニチュード5.4で紀伊水道を震源地とする震度5弱の地震が発生。再び電話取材に応じた笠原名誉教授は「これは南海トラフと密接に関係する地震」として、「山梨の地震との関連は今すぐにはわからないが、フィリピンプレートの沈み込みが活発化しており、南海トラフと関係していると思われる。その場合はもっと大きな地震が起きる危険性はある」と注意を呼び掛けた。

(バルバス)

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