山梨の地震うけ専門家が解説 羽鳥慎一「富士山の下でマグマが...」

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   きょう3日(2021年12月)の未明から早朝にかけ、山梨県東部・富士五湖を震源とする地震が相次いだ。午前6時37分ごろには山梨・大月市で震度5弱を観測。きょうの「モーニングショー」も番組冒頭で地震のニュースを取り上げ、富士山噴火との関連に注目した。

   山梨県東部・富士五湖を震源とする地震は、きょう午前2時18分、午前2時23分、午前6時37分の3回発生。震源の深さはいずれも20キロと推定されている。大月市のコンビニのオーナーの男性は「一気にドンという感じ。ポテトチップスやカップヌードルなどが落ちたが、けがはなかった」と話していた。

  • 地下では何が起きているのか
    地下では何が起きているのか
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低周波地震との関係

   MCの羽鳥慎一が武蔵野学院大学特任教授で地震学者の島村英紀氏に電話で話を聞いた。島村氏は「富士山の直下ではもともと低周波地震が多い。深さ20キロということなので、今回も低周波地震だと思われる」と説明。低周波地震とは、火山の下でマグマが流動することによって起こる地震で、富士山の下では常に観測されているという。

   2001年には低周波地震の数が非常に増えた時期があり、「このときは私たち火山学者は非常に緊張したのですが、結局何もありませんでした。今回も噴火しないで終わるかもしれませんが、富士山はいつ噴火してもおかしくない火山と言われています」と島村氏は話していた。

   羽鳥「富士山の下でマグマが動いているということですね」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「最近地震が多いですよね。マグマが常に動いているということなら、気を付けないといけませんね」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「富士山が噴火したら首都圏は大変なことになります。地震も怖いけど富士山の噴火も相当怖い」

   羽鳥はさらに「この地域は南海トラフ地震も言われていますが、その地震とは違うんですか」と質問し、島村氏が「南海トラフと関係がないわけじゃありません。1707年の宝永地震の49日後に富士山が大噴火したこともあります」と答えていたのだが、この約1時間半後の午前9時28分ごろ、今度は和歌山県で震度5弱の地震が発生し、スタジオは緊張に包まれていた。

(キャンディ)

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