「アメリカ政府から驚きの発表がありました」ときょう26日(2021年11月)の「めざまし8」で、おどろおどろしいBGMとともに倉田大誠キャスターが切り出したのは、米国防総省がUFO担当部署を新設するというニュースだ。なぜ今UFOなのか。
米国防総省が新設する部署について、笹川平和財団の小原凡司・上席研究員は「(宇宙における)アメリカに対する脅威を識別する、安全保障のための組織であると言えます。情報がなければ対抗する手段がないので、脅威になるかどうかを識別することが第一です」と話している。調査対象はロシアや中国などが開発する最新鋭ミサイルや衛星破壊兵器をはじめ、「予想していなかった飛行物体」全般に及ぶと指摘する。
ロシア、中国の動き
現在、世界では宇宙での覇権争いが活発化しており、トランプ前大統領は2019年に「陸・空・海・サイバーを重要な戦闘領域として認識しているように、宇宙も独立した領域として新しい軍が監督する」と『宇宙軍』を新設。宇宙大国であるロシアや中国も次々に新技術を開発している。
日本でも今月、岸信夫防衛相が「宇宙空間における我々のプレゼンスを高めるため、しっかり準備を進めてほしい」と国内2つ目の「宇宙作戦隊」を山口県内に新設する方針を表明した。
倉田キャスター「各国が打ち上げている人工衛星は、GPSや私たちのオンライン決済などでも使われています。攻撃を受けると大変なことになってしまいます」
フジテレビ解説委員の風間晋「ロシアや中国は、アメリカがどれだけ宇宙に依存しているかわかっています。そこをつぶせば、アメリカの社会や経済に混乱を起こせることがわかっているので、そのつぶしあいが宇宙で行われているということです」
MCの谷原章介「UFOというのは未確認飛行物体ですから。イコール宇宙人ということではありませんよね」
(キャンディ)