津波浸水想定区域への病院移転問題 玉川徹「想定越えたらどうするのか」

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   静岡市内の病院移転工事に抗議する住民の映像が、25日(2021年11月)のモーニングショーで流れた。「反対理由は予定地の公園が津波浸水想定区域だからです」と、司会の羽鳥慎一が解説した。工事反対住民と形どおり推進の市職員が、もう大もめだ。

   住民が抗議する横で工事は続く。「話している最中は止めてください」「やめません。正式に手続きしていますから」「ちがう。人間としてのルールだよ」「市長を出せ」

  • 病院移転をめぐり論議(写真はイメージ)
    病院移転をめぐり論議(写真はイメージ)
  • 病院移転をめぐり論議(写真はイメージ)

羽鳥慎一「支持する人も少なくないらしいが...」

   静岡市指定の救護病院でもある桜ヶ丘病院は築62年、JR清水駅東口公園に移転することで去年12月に市と合意したが、ここは海から200メートル。最大浸水想定の2.66メートルに対し、新病院は1階を駐車場として、2階以上は高さ5.6メートルより上につくる。病院側は10月に説明会を開いたが、市は「議会で決まったこと」として市主催の説明会を開く予定はないそうだ。「津波は海水だけでなく瓦礫も打ち上げる」「ほかにないのか」という住民の不安は解消されない。

   石山アンジュ(社団法人代表)「決定の基準が、何を天秤に決めたのか、わかりません」

   羽鳥「(公園に移転を)支持する人も少なくないらしいが、ただ南海トラフ地震が想定されていますからね」

   玉川徹(テレビ朝日)「2階で5メートル以上だからというが、想定を越えたらどうするのか。なぜ内陸に土地がなかったか。『説明する必要はない』では、住民は納得できません」

(あっちゃん)

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