バッハ会長へ「中国の代弁者に」批判 IOC発表に橋下徹「勘違いしている」

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   中国共産党の元最高指導部メンバー、張高麗・元副首相(75)との不倫関係を告白し、その後行方不明になっている女子テニスの彭帥選手(35)について、IOC(国際オリンピック委員会)は、ビデオ通話でその無事を確認した、と明らかにした。ただ、そのビデオ通話は非公開。22日(2021年11月)の「めざまし8」は、その経緯を伝えた。

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彭帥選手の映像を中国共産党系メディアの編集長が投稿

   きのう21日、北京で行われたとされるテニスイベントの映像には、彭帥選手が子どもたちの持つボールにサインをしている様子が映されているが、事実関係は不明だ。これらの動画は、中国共産党系メディアの編集長がツイッタ―に投稿したもの。この編集長は、一昨日にも別の動画を投稿したが、このなかの会話が不自然だと指摘されている。動画は、彭帥選手がコーチや友人とレストランで夕食を共にした時の様子で、彭帥選手も時折、笑顔を見せるのだが、男性が、「明日、明日は11月20日でしょ。すでに計画を立てたんだ」というと女性が「21日です」。男性「あっ、11月21日か」。なぜか、日付を強調するような発言が。

   こうしたなかで21日、IOCが、彭帥選手とバッハ会長が、約30分間ビデオ通話をしたと発表した。発表によると、彭帥選手は北京の自宅で無事に過ごし、「今はプライバシーを尊重してほしい」と説明した。また、北京五輪でバッハ会長が来年1月訪中する際に、夕食の約束をした、としている。

   ただし、その動画は公表されていない。番組は、なぜ動画が未公表なのか?を探った。

   MCの谷原章介「さっきの会話の中で、日付を強調しているのは不自然というのはわかるんですけれど、こちらの動画をみると、(彭帥選手のいる)自宅が軟禁状態だといやだな、と思いますよね」。

   一方で、IOCのパウンド委員は、「五輪大会を中止するとまではいかないかも知れないが、どうなるかは誰にもわからない」。ジャーナリストの福島香織さんは、「北京五輪ボイコットの話が出たので、中国は慌てて彼女が無事であることをアピールしているのでは」。

   コメンテーターの橋下徹・元大阪府知事は、「バッハ会長は、勘違いしている。これでは中国の代弁者になっている。世界各国が、彭帥選手の扱いをめぐって、対立状況になるなかで、IOCが中に入るなら、動画をきちんと公開するとか、第三者委員会が彭帥選手とコミュニケーションをとれている場面を公開する、とかしないと」

(栄)

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