<1年前のワイドショー> 昨(2020)年は11月21日から3連休、さらに年末年始を控えてコロナの感染拡大が懸念された。そんな中、政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長が身振り手振りで説明した「マスク会食」が話題に。
「でも、集中できない」の声も
当時の(J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿では、「尾身会長『食べるときだけマスク外して』って無理?」(16日、フジテレビ系「とくダネ!」)、「『マスク会食』番組が検証、飛沫防ぐ効果は絶大! 立川志らく『でも、集中できない』」(17日、TBS系「グッとラック!」)などと違和感を訴えていた。感染者が激減した今(2021年11月)では、飲食店でアクリル板の設置や換気の徹底などの感染対策もすすみ、マスクをはずして会食する人が多くなっている。
ファイザーとモデルナのワクチン開発が急ピッチで進められ、相次いで臨床試験に成功したのも去年の今ごろ(11月)だ。ワイドショー通信簿で取り上げた一つは、「ファイザーとモデルナのコロナワクチン、実は遺伝子から『RNA』を抽出した新タイプの優れもの!」(18日、テレビ朝日系「モーニングショー」)で、ウィルスの遺伝子からRNAを取り出して体内に送り込む「メッセンジャーRNA」の仕組みを詳しく解説した。東京大の片岡一則名誉教授は、がんやアルツハイマー病の治療にも研究が進んでいるといい、「近い将来に実用化できると思う」。
(ムギ)