<「JKからやり直すシルバープラン」(テレビ東京系)> オープニングで主人公の小百合(鈴木ゆうか)がいきなり登場し放送内容のテーマを発表。今回(11月18日未明=水曜深夜枠、2021年)のシルバープランは「人脈」。
はて?高校生の時に「人脈」のことを考えたりしただろうかと当時を思い出す。その時代ごとに生徒同士で上下関係があって、いつの間にか敵と味方とその中間とに分かれていて、その線を越えたりまた戻ったり、線をなくしたり作ったり、自分なりに生きやすいようにしていたものだが、令和時代に近づくほど鋭角ではっきりしたヒエラルキーが出来てきたように思う。
体を張って慎二のカメラを死守
ドラマの節目で切り替わる二ノ宮劇場では「シルバープラン」の著者である原田先生(山崎樹範)が登場。物語の進行途中で、二ノ宮にアドバイスするスタイルは、「シルバープラン」のガイド付きのようで面白い。「原田先生を介してなんやかんや丸く収まりそう」などの声も。
人脈づくりとして、同級生の慎二(小宮璃央)に近づく小百合ちゃんだが、一方通行でなかなか慎二が打ち解けてくれない。「人脈というのは脈だから血が流れている。自分の利益ばかり考えて繋がろうとしても血は流れないよ」と先生のアドバイスを受けて「自分のことしか考えていなかった」と反省する小百合。
そんななか慎二が白石ハヤナ(紺野彩夏)に盗撮の疑いをかけられカメラを壊されそうになる場面に遭遇。小百合は体を張って慎二のカメラを死守する。鼻血が出ちゃった小百合ちゃんだが、ハヤナに向かって謝るように進言。「鼻血は止まる。痣も治る。でも心は壊れたら簡単には治らないんだよ」と。現役JKってこんなに正しくて強い?本当は中年のオバサンだから言えるってことか。熱い小百合に一層ハヤナの怒りは燃え上がり、小百合に手を挙げようとすると今度は逆に慎二がかばう。
なるほど青春真っ盛りで、出来上がりホヤホヤの人脈。めでたしめでたしってことだが、この人脈づくりが二ノ宮小百合のシルバープランに活きるのかと、現段階では疑問も...
(Y・U)