画面からソースの匂いが...
一触即発の2人にアレッタはドキドキだが、「同じテーブルで飯が食えるってことはなんだかんだ認め合える仲なんだろう。ふたりを見てれば、分かるさ」と店主。
そして、テーブルにお好み焼きが現れると、「このジュウジュウと唸る鉄板!食欲を掻き立てるソースの香り」「木のくずのような見た目からは想像が出来ないほどの膿の香りをまとった優雅に揺れるかつおぶしなるもの」とはふはふ。
「口の中いっぱいに広がるソースとかつおぶしの香り!生地の表面はカリッと香ばしく、中はふんわりと柔らかい」「うっすらとかけられた海藻の粉とカンナで削った木の屑のようなかつおぶし。あまじょっぱいソースとまろやかな酸味を持ったマヨネーズの味。刻まれた玉菜の甘みと肉の旨みが一度に襲い来る」と。1枚では物足りず、2枚目を注文。今度はお互いに相手が食べていたものを注文し、分かり合うというオチ。
鉄板で供される「お好み焼き」のジュ―ッという音、揺れるかつおぶし、画面からソースの匂いが漂ってくるから堪らない。テレ東は「孤独のグルメ」に代表されるように、深夜の「飯テロ」ドラマを次々と送り出しているが、アニメでも「飯テロ」とは! 深夜にお好み焼きが食べたくなった。食欲の秋。馬肥ゆる秋にぴったりなアニメだ。
「宇治金時」の方は、かき氷を食べて舌にシロップの赤がついたアレッタと青がついたクロが見せ合いっこするのと、2人とも頭がキーンとするところが可愛かった。
(子守熊)