国内高級家電メーカー「バルミューダ」がきのう16日(2021年11月)、同社初のスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表した。「日本の新進気鋭の家電メーカーが開発したスマホ、果たしてどんな特徴があるのでしょうか」と17日の「めざまし8」で倉田大誠キャスターが伝えた。
あえて画面を小さくしたのが一番の特徴で、大人の手のひらに収まる。デザインは丸みを帯び、背面のパネルは少しざらついた質感になっており、「目指したのは河原に落ちているような石。味わい深くなるように細工をしています。特許出願中です」とバルミューダの寺尾玄社長は記者会見で胸を張った。
「すごく考えられているなと」
デフォルトの着信音は、「電車の中で(鳴っても)怒られないような着信音、素敵な音がいいなあと思って作りました」といい、めざましのアラームなども社長らが1曲ずつこだわって作ったという。現在広く普及しているiPhoneに関連し、「こんなに大きい板を耳に近づけて、とりこになったかのように画面ばかり見て。スマートフォンがスマートになった分、我々はスマートになったのでしょうか」「何よりも彼ら(iPhone)がスタンダードになりすぎていること、ここがある意味弱点ではないか。別のものが欲しい人は必ず現れる」と力説した。
スタジオでは、MCの谷原章介がさっそく実物を手に取り、「とてもコンパクトで、背面が丸いので持ちやすい。タップによってアプリが立ち上がるなど、すごく考えられているなと感じます」と感想を述べた。倉田キャスターは、「日本はアップルなど海外メーカーが強いが、個性重視のスマホを提供することで国内メーカーがシェアを取り戻せる可能性がある」というITジャーナリストの三上洋氏のコメントを紹介した。
谷原「調理家電で売れてきたバルミューダなりの、人間の感覚に訴える機能をどんどん入れてもらいたいですね」
BALMUDA Phoneはきょうから予約受付開始で、発売は今月26日からの予定。番組では肝心の値段を伝えなかったが、同社のホームページによると、10万4800円という。
(キャンディ)