「査読前の論文ですが...」
子どもへの接種の他、3回目接種を前倒しする案も議論されている。これまでは2回目接種から8カ月経った人が3回目接種の対象だったが、昨日松野博一官房長官は会見で「ファイザー社のワクチン接種に関する薬事承認の内容を踏まえ、間隔を6カ月以上とすることもできるとされたと承知しております」とコメント。厚労省は接種間隔を原則8カ月としつつも、地域の感染状況によっては6カ月に前倒しすることを認める方針を明らかにしている。
安住紳一郎「カタールの14万2000人を対象にしたデータでは、2回目接種後96.0%だった重症化・死亡の予防効果が、6カ月後は88.9%に低下。77.5%だった感染予防効果は17.3%に下がっているということです」
実際のスケジュールだが、来年1月から予定されていた高齢者接種が今年12月に、来年3月に予定されていた職域接種や一般接種が1月にそれぞれ前倒しされる。
番組ではファイザーとモデルナの交互接種の新データも取り上げた。
安住紳一郎「私は1回目2回目はモデルナ打っています。査読前の論文ですが、モデルナ、モデルナと打った人が3回目モデルナを打った場合、抗体量が10.2倍になるのに対し、ファイザー打った場合は11.5倍になるというデータがあります。もう一つ、ファイザー、ファイザー、ファイザーだった場合が20倍になるのに対し、ファイザー、ファイザー、モデルナの場合は31.7倍というデータがあります。たくさん抗体つけた方がいいんで、交互接種の枠組みを作る必要があるかもしれません」
(みっちゃん)