ことしの冬のボーナスの動向について、きょう11日(2021年11月)の「めざまし8」が取り上げた。全労連(全国労働組合総連合)などが9日に発表した第1回集計の調査結果によると、平均59万1381円で、昨年より約5万7000円のアップだというのだが、コロナ前の2019年と比較すると約9万円のダウンとなっている。
倉田大誠キャスターは、業種別のトップ3とワースト3を紹介した。好調なのは運輸・通信業や製造業など。ネット通販の普及に伴う宅配の需要増で、運輸・通信は前年比14万4219円アップだという。一方、ダウンしている業種は介護、医療、マスコミ関係。コロナ禍の影響を受けた社会福祉・介護では、前年比6万円近い減少だという。
アップ、ダウン、変わらない、出ない
番組が街で聞いたところ、「(昨年と)変わらない」と答えた人が多かった。人材コンサルティング会社に勤務する20代男性は「モノの値段やガソリンなどは上がっているし、生活にかかるお金はかさんでいるので、キープだとカツカツになっちゃうかな」と話した。
「(昨年より)アップ」と答えた産業機械を扱う専門商社勤務の20代の男性は「去年のボーナスが結構下がったので、それよりは今年は回復した」という。一方で、アパレル勤務の50代男性やサービス業の40代女性ら、「ことしは出ない」と言われている人たちもいた。
番組が生放送中に実施したアンケートでは、8327票の回答があり、「アップした」という人は13%、「ダウン」が49%、「変わらない」は37%だった。
トラウデン直美(モデル)「ボーナスのダウンというニュースを見ると、その職につきたいと思う人が減ってしまうかも。賃金アップして、魅力ある仕事にしてもらいたいですね」
橋下徹(元大阪府知事)「給付金を配るなら、子どもがいる・いないに関係なく、経済対策として景気を動かす必要があると思います」
MCの谷原章介は「(医療や介護業界は)コロナであれだけ頑張ってくれたのに、ダウンとは。総理も(賃金を)底上げすると言っていたので、頑張ってもらいたいですね」とコメントし、「総理、なんとかお願いします」とカメラに向かって頭を下げていた。
(キャンディ)