「こちらをご覧ください」と11日(2021年11月)の放送で司会の羽鳥慎一が指し示したのは、タクシー車内の女性客と運転手のやり取りを撮った映像だ。「降ろして、降ろして」「エコーカードよしてよ、返して」ともめ、女性は20分間閉じ込められた。警察官がかけつける騒ぎだった。
エコーカードとは
エコーカードとは、タクシー会社に苦情や意見を伝えるはがきで、客席の前に備えてある。女性は10月28日14時ごろ、東新宿からタクシーに乗り、新宿3丁目までと告げた。そこでドライバーの態度が横柄だと感じたので、カードをバッグに入れたところ、急停車し「返せ」の要求が始まったという。ドライバーは手を合わせ「タダで行くから」とやり、エスカレートしてバッグに手をのばしてきた。危険を感じた女性が映像を録画した。
ドアがロックされ、逃げられず、女性は110番。警察官にドライバーは「女性が仕切りシートを破ったため、気が動転した」と主張したが、警察官の仲裁でとにかくその場を後にした。女性は「異常性を感じました」と話す。後日、東京タクシーセンターに電話で事情を伝えた。ドライバーは過去にカードを通じて通報があり、業務停止処分を受けたことがあるそうだ。
石山アンジュ(社団法人代表)「怖い、密室の中ですから」
羽鳥「トラブルを超えて監禁ですね」
身近に密室ありということか。だれもが危険に対処しなければならない。
(あっちゃん)