新型コロナウイルスの経済対策として自民、公明両党が合意した18歳以下への現金5万円とクーポン5万円分の支給(所得制限の有無に関しては未決定)について、10日(2021年11月)の「モーニングショー」は意見が分かれた。
浜田敬子「とにかく現金をほしい人にはすごくいい」
浜田敬子(元AERA編集長)は「とにかく現金をほしい人にはすごくいい」と、支給にまずは同調。そのうえで「クーポンより現金の方が使い勝手がいい。新学期でいちばんかかるのは定期代。何にでもすぐ使える(現金が)いい」と話した。そりゃあ、もらうなら現金が言いに決まっているが、浜田は「教育費負担をいかに抑えるかは恒常的にやってほしい」とも付け加えた。
一方、玉川徹(テレビ朝日)は「これは経済対策なのか福祉政策なのか」と疑問を投げた。問題にしたのは、この現金給付が出てきた経緯だ。「公明党の選挙対策だもんね。参院選も近いから、言った公約は実現しないといけない。この大前提があることを忘れてはいけない」と、政治的絡みの対策である点をはっきり指摘した。
もともと、18歳以下に限った支給には「なぜ子どもが基準なのか」「経済対策にも困窮対策にも効果薄」といった批判や異論があった。放送時間も限られていたが、深い議論がもっと必要だろう。
(あっちゃん)