「またしても列車の中で火がつけられました」と岩田絵里奈アナ。9日(2021年11月)の「スッキリ」は、きのう九州新幹線の中で起きた事件を報じた。
事件発生直後の8日午前9時ごろに撮影された映像には、警察官などが入り込み騒然とする車内で、立ち上がったり座ったりする黒っぽい帽子とジャンパー姿の男の姿が。現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕された三宅潔容疑者(職業不詳、69歳)だ。
森圭介アナ「こういった模倣が相次いでいますが」
事件が起きたのは、熊本駅から新八代駅に走行中の九州新幹線「さくら401号」の3号車。警察と消防によると、三宅容疑者は無言で通路に液体をまき、火をつけたレシートをその上に落としたという。
火は乗客らによって消し止められ、三宅容疑者は乗客や車掌に取り押さえられた後に現行犯逮捕された。
現場に居合わせ、動画を撮影した乗客は「前の席に座っていた人は、『液体が流れてきて、えっ!と思ったら炎が上がった』みたいなことを言っていた」と話す。
調べに対し、三宅容疑者は容疑を認め、「京王線の事件をまねしようと思った」などと供述。10月31日に起きた、乗客17人が重軽傷を負った京王線の事件を模倣したと見られている。そして、京王線の事件の容疑者も「8月に小田急線内で起きた事件を参考にした」と供述している。
森圭介アナ「こういった模倣が相次いでいますが」
前田裕二(実業家)「これはもう、長期的には金属探知機や荷物検査を考えないといけないと思う。でもすぐにはできないので、我々にできることは車内通報装置のボタンを即座に押すことを頭に入れておくこと。それから、電車の中ではみんなスマホを見ていて不審なことに気付かない。それこそ、イヤホンしていれば周りの音も分からないですし。我々も警戒する心、リスクを察知する力を持っていないといけないと思います」
(ピノコ)