<食・グルメ> 加藤浩次さんが「食」の話題から「人生」を深掘り、ゲストの素顔&魅力に迫る「人生最高レストラン」(TBS系)。今回(2021年10月30日)のゲストは、俳優の若村麻由美さん。
若村さんが今でも鮮明に覚えていて忘れられないという一品が、小学生の頃に食べた「キジの出汁で取った信州蕎麦」です。
「蕎麦職人になろうと」
実は、小学校5~6年の時に2年間、長野県八坂村に山村留学をしていたという若村さん。当時撮影されたドキュメンタリー映像には、崖登りを楽しんだり学校の帰り道に山の沢から汲んだ水を飲んだり、村の稲刈りを手伝ったりと、自然のなかで生き生きと暮らす子どもの頃の若村さんたちの様子が映し出されていました。
「お父さんがその日の朝に山にキジを撃ちに行ってくれて、お母さんが蕎麦を手打ちして......そこから蕎麦にはまって、蕎麦職人になろうと」と、若村さん。
「え? 夢は蕎麦職人だったんですか? 自分でちゃんと打ってということですか?」と加藤浩次さん。
「はい。職人ですから。どこで修業しようかなとお店を巡ったんですけれど、子どもの時の感動には出会えなかった」と若村さんが語るほど、八坂村で食べた蕎麦の味は強烈でした。
職人を志すまで蕎麦を愛する若村さんがおすすめする蕎麦屋さんが、京都にある「蕎麦屋じん六」です。中でも若村さんが好んで食べるのが、3つの産地の蕎麦を楽しめる「蕎麦三昧」。その名の通り、その時期のおすすめの蕎麦が3種類食べられるというメニューで、産地の味・香りの違いを引き立てる挽き方・打ち方をして仕上げた蕎麦は、それぞれまったく味わいが違うそう。
これには蕎麦好きの加藤さんも「いいお店知ってますね~」と感心しきりでした。
若村さんがおすすめする蕎麦なら、間違いないはず。その時期に一番美味しい蕎麦が一度に3種類も食べられるというのも、贅沢ですね。
(SaMi)