東京・赤坂のTBS放送センターには「南公園」という一角があるのだが、20年間ほったらかしで、池の周りの木立や雑草も伸び放題。昆虫大好きの金曜司会・香川照之は、番組の企画としてここを命溢れる森に再生するという。進行担当の江藤愛アナが5日(2021年11月)、「香川さんの思いの詰まったコーナー『THE TIME,の森』の時間です」と振ると、香川は「月イチ企画ですが、大都会の赤坂で驚きの発見があります」と目を輝かせた。
「アキアカネがあんなに...」
前回は池でギンヤンマのヤゴを見つけ、今回は淡水の貝・カワニナを発見した。カワニナはゲンジボタルの幼虫の餌だ。香川は叫ぶ。「いずれホタルも集まってきますよ」。池ではメダカのような小さな魚もいた。
さらに、香川は虫取り網を持ち出してアキアカネを追いかけ回し、助手役の篠原梨菜アナにセミの抜け殻を取らせる。トノサマバッタもいた。「高層ビルに囲まれた狭いところですけど、虫たちにとってはオアシスなんですね。びっくりしたのはアキアカネがあんなにいたこと。2日前にEテレで、被り物して『東京にはアキアカネはなかなかいない』ってしゃべったばっかり。間違ったこと言ってしまいました。申し訳ありません」と香川。NHK・Eテレのレギュラー番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」のことだ。
とにかく香川は楽しそうで、次回はTBSを飛び出して都心の昆虫事情調査をするという。このコーナーだけを集めた特番を作ったらどうか。朝の情報番組らしくないが、楽しい企画だ。
(カズキ)