会社での聞き込みが事件解決のきっかけに
陣川の会社での聞き込みにより、鴫野がなくしたスマートフォンは社長の江口稔(安藤彰則さん)の手に渡っていたことがわかった。殺害現場にイヤホンが落ちていたことを知り、鴫野に犯行を見られたと思い込んだ江口は鴫野も殺害しようとするが、その場に特命係の2人と陣川が駆け付ける。
警察はイヤホンが落ちていたことを部外者に明かしていない。江口は何者かからのメールでイヤホンが落ちていたことを知ったというが、そのメールを送っていたのがスピーチライターの宮森だった。相島に鴫野の独立の計画を教え、江口が相島を撲殺する現場に遭遇、手元にあった鴫野のイヤホンを現場に置いて行ったのも宮森だった。
「鴫野大輔を作ったのは私なんです。世界中に熱狂的なファンを持つカリスマゲームクリエーターを私が作り上げた。なのに彼は、自分1人で成功したと勘違いしてる。もっと自由に?1人で?バカじゃないの!私がいなきゃ何にもできないくせに!」
と激昂する宮森を、杉下が
「鴫野大輔という才能、それなくしてスピーチライターという陰は存在しえない。自分1人で作り上げたなど、思い上がりも甚だしい。残念な方ですね、あなたは」
とたしなめ、事件は無事解決した。