都内でサルの目撃情報が続いている。きのう3日(2021年11月)北区赤羽に現れたときの模様を4日の「モーニングショー」が伝えた。
その映像は、きのう13時半ごろの赤羽駅前。人々が上を見上げ、しきりにスマホのカメラを向ける。「サルだー」「本当だ」の声が飛んだ。
羽鳥慎一「注意が必要です」
たくましい体つきのサルはビルの屋上に15分ほど、地上に下り、路上を走ったかと思うと、雨樋伝いに上った家屋のひさしを器用に歩き、家のすき間に逃げ込んだ。住宅街へと逃走したサルは、民家のベランダへ駆け上がり、屋根へ。部屋から出てきた男性が「笑っちゃうな」とつぶやく一幕もあった。
同じ個体らしいサルは10月23日から日野市や八王子市で目撃され、おとといは渋谷、新宿、池袋と北上してきた。追跡劇は続くが、警察官は捕獲しようとしない。東京都は「現時点では人的被害がないため、捕獲せず、立ち去るのを見守る」方針だ。
今年8月にも都内でサル騒ぎがあり、9月に羽田空港で捕まえたサルはいま「ハネダくん」と名づけられて、茨城県石岡市の動物園にいる。
サルが街によく現れるわけは、動物研究家のパンク町田さんによると、数がふえ、農作物を奪うことを覚え、人間を恐れなくなったためという。
石山アンジュ(法人代表)「猫やカラスと違い、サルの知識があまりない。無暗に怖がるとか、カメラを向けるとかしないで静かに共存できるといいな」
司会の羽鳥慎一「かわいいイメージがあるけど、注意が必要です」
エサを与えない、目を合わさない、バックで距離をとるといったことだそうだ。
(あっちゃん)