イカゲームに「暴力を美化」懸念 浜田敬子「地上波ではできない」

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   ネット配信の韓国ドラマ「イカゲーム」がいま、世界でヒットしている。アメリカや中東、ロシアなどで1億人以上が観たという。

   莫大な借金をかかえた人たちが巨額の賞金をかけて命がけのゲームに挑むというストーリー。そのゲームが、だるまさんころんだ、カルメ焼きの型抜き、綱引き。日本でもネットフリックスで配信中だ。94カ国でランキング1位。先月(2021年10月)の渋谷ハロウィーンでも「イカゲーム」に登場するジャージ姿や赤いつなぎのコスプレが多かったのはそのせいでもある。

  • 地上波では・・・(画像はイメージ)
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羽鳥慎一「難しいところです」

   11月3日の「モーニングショー」で斎藤ちはるアナウンサーは「私も観ました。人間の美しいところと醜いところがいりまじり、感じさせてくれる。涙しました」と紹介。

   東海大学の金慶珠教授は、韓流コンテンツの特徴を「日本アニメのファンタジーや仮想世界ではなく、内容を現実におとしこむ」ことだという。ゲームに負ければ一発でアウト、でも運しだいで脱出もあり得る、ときには人と協力もするといった韓国社会の人生を反映させた面がうけたらしい。

   司会の羽鳥慎一「反面で、こんなこともあります」

   ニューヨーク州の3つの小学校は「暴力を美化する恐れがある」として、このドラマにかかわる仮装を禁止した。ベルギーでは、ゲームの敗者を殴る遊びに、管理監督を両親によびかけた。

   浜田敬子(元AERA編集長)「暴力シーンがすごい。観た子どもが本気でやり出すと怖い面もあります。地上波では(放送)できない」

   羽鳥「いくらおもしろくてもね、難しいところです」

   韓国では、最初から海外、とくに中国や東南アジアへ売ろうと大企業のスポンサーが入ってやる「巨大プロジェクト」でもある。経営戦略や内容的な問題の、これがどこまで適切か、日本勢はどう対処するべきなのかを早く考えなければならない。

(あっちゃん)

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