電車内で「この人大丈夫かなって見ちゃう」 京王線事件うけ井上咲楽に変化

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   東京・調布市の京王線で31日(2021年10月)、刃物を振り回して逮捕された「ジョーカー男」を知る人は、「明るくいい子だった。信じられない」という。どうして凶行に走ったのか。11月2日の「めざまし8」で犯罪心理学者が分析した。

   殺人未遂の現行犯で逮捕された服部恭太容疑者(24)の凶行でけがをした17人のうち重体の男性(72)の容体は、なお予断を許さない状況だという。服部容疑者は「仕事で失敗。友人関係もうまくいかなくなり、死にたいと思った。自分では死ねず、死刑になりたかった」と供述している。

  • 番組サイトより
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犯罪心理学の専門家が分析

   犯行直後に車両の座席で煙草をふかす服部容疑者を撮影した男性(23)は、「電車越しに2、3メートルくらいの距離まで近づいて、ずっと見ていた。目を合わせてくれなかった。右腕にナイフ、左手に震えた煙草。5分ほどあの体勢だった」「やり切った感というか、もう終わったみたいな」。

   福岡県出身の犯人の小中学校時代を知る人は、「こんなことをする子とは思っていなかった。率直にびっくりした。どの学校にもいる普通のまじめな生徒」。別の知人も、「あいさつもしっかりできて、明るくいい子でした。金髪にしていることさえ意外だった」。「交際している子がいて、マンションの下でいつも会っていた」。文春オンラインの記事では、その女性と別れた後に、漫画喫茶に来たお客さんを盗撮して、店をクビになった。知人はいう。「頼れる人がいなかったんじゃ。相談できる人もいなくて、追いつめられたというのがあったんじゃないか」。

   犯罪心理学に詳しい東洋大学の桐生正幸教授は、「プライドが高い割には、正当な扱いを受けていないと思っている。社会への反発心が強い、そういうタイプが多い。その不満を一気に解き放つ、という意味合いがある。多くの人が逃げられない場所を選択する。自分の犯行を記録に残す、多くの人を殺害すればそれだけ、自分のやった行為が残る、というようなことを、ある意味期待しているようなところもある」。

   事件の一カ月前から八王子市内のホテルに滞在。「犯行は電車内と決めていた。小田急線の事件を見てこれだと思った」。紫のスーツに緑のシャツという服装は、映画「バットマン」に登場する悪役ジョーカーを意識したもの。服部容疑者はこう供述する。「ジョーカーは平気で人をやっつけていてそれにあこがれていた」「スプレーを男性にかけ攻撃しようとしたが抵抗され刺した。殺せなくて悔しい」。

   コメンテーターのタレントの井上咲楽さんは「あれ以来、電車に乗っていても、この人大丈夫かなって見ちゃうようになりました。周りの人を」

(栄)

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