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専門家も説明できないから心配になる「コロナ鎮静化」冬にはまた緊急事態宣言か

   コロナ感染者が劇的に減っている。限りなくゼロに近くなってきてはいるが、誰も、なぜ、どうしてそうなっているのかを説明できる人間は、専門家の中にもいない。週刊ポストが専門家17人に「なぜ減ったのか」を聞いているが、多くは「わからない」ようだ。

   一石英一郎・国際医療福祉大学病院教授は「ワクチン接種、行動変容など個々の要因はあるが、原因はわからない」といっている。中原英臣・新渡戸文化短期大学名誉学長も「医学的には理由がわからない」。森田洋之・ひらやまクリニック院長にいたっては「人流抑制や感染対策ではなく、『ウイスル側の要因』が一番大きいと考えている」と、コロナの勝手でしょというのである。

   一番多いのが、例年9月から10月は医者がヒマになる時期なので、コロナも同じサイクルなのではないか、したがって寒くなる11月終わりごろからまた増え始めるのではないかという見解だ。欧米を見ても、再びコロナが猛威をふるい始めている。時短解除して、深夜まで呑んでカラオケしていると、あっという間にまた緊急事態宣言発令となると思う。

   何しろ、国も自治体も何もしないのに、感染者だけが減っているのだから、安心しろといわれても信じるわけにはいかない。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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