眞子&圭に大きな拍手送りたい!あっぱれだった「結婚会見」胸を張った発言と素敵な笑顔

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「誤った情報」と否定され怒り狂った週刊新潮、週刊文春、女性セブン!反「眞子&圭」のコメンテーターを総動員

   「誤った情報」とは、雑誌協会から出された「小室の母親・佳代の遺族年金不正受給疑惑」「小室圭の経歴に皇室利用と受け止められかねない事柄がある」という2点だった。私は"愚問"だと思うが、これについては文書でもはっきり「そういう事実はない」と否定している。

   だが、週刊誌は怒り狂った。週刊新潮は、10月初めに眞子さんの複雑性PTSDを公表したのは、雑誌から辛辣な質問が出ることは予想できたから、直前で質疑拒否をするための口実ではなかったかと勘繰る。さらに反眞子&圭派の識者たちを総動員して、「この騒動を通じてどれだけ皇室への敬愛が傷つけられたのかと想うと、素直にお祝いする気になれません」(皇室ジャーナリストの神田秀一)、「これまでの報道を"誤った情報"や"誹謗中傷"と非難しながら、記者からの反論のチャンスを封じてしまっている」(ハリウッド大学院大学の佐藤綾子教授)、「会見で彼が見せた笑顔は、結婚に漕ぎつけた、つまりは"自分が勝った"という意識の現れにほかなりません」(精神科医の片田珠美)

   週刊文春は両親とのねじれた関係に焦点をあてる。秋篠宮は、「結婚という意志を貫いた眞子さんと小室さんに対し、秋篠宮さまは最後には、突き放すような態度を取っておられました」(皇室担当デスク)。事前に出された質問内容を調整することもなく眞子さんに渡してしまったのは、秋篠宮が「会見は2人の責任でやるように」と突き放していたため、皇嗣職も動きようがなかったというのである。

   娘の結婚問題で、秋篠宮家への世間からの風当たりが強まったことで、母親の紀子さんは知人に、「すべて私の責任なんです......」と嗚咽を漏らしたという。眞子さんの唯一の味方である妹の佳子さんも、早く皇室から出るために結婚を考えているのではないか、女性宮家創設が現実になる前に行動に出るのではないかと推測している。

   コラムニストの矢部万紀子は、「眞子さんのご結婚から見えたのは、皇族が女性皇族を幸せにしない装置であるということ、その一点に尽きると思います」と指摘し、「『株式会社皇室』は、今でも女性は責任ある立場につけないことを前提に働くか、結婚して出ていくかの二択しかない」ブラック企業だとして、そこのエースだった眞子さんは、そうした状況を幸せと感じられなくなったのではないかと、眞子さんの決断にエールを送る。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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