変異株ニューデルタプラスの現状 「THE TIME,」が警鐘

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   東京都のきのう26日(2021年10月)の新型コロナウイルスの新規感染者は29人で、3日連続で30人を下回り、2回のワクチン接種率も70%を超えた。飲食店などの営業規制も解除され、政府は年内の経口治療薬の実用化を目指していて、何やら「コロナは終わった」というムードが国内に広がっているが、本当に大丈夫なのかと、けさ27日の「THE TIME,」は警鐘を鳴らした。

   というのも、ワクチン接種や規制撤廃で日本より3カ月先をいっているイギリスで、1日の感染者数5万人以上と、ピーク時に迫る感染再拡大が起こっているからだ。とくに、「ニューデルタプラス」というデルタ型の変異株の変異株が発見され、感染力は10%ほど強まっているという。

  • 新変異株へのワクチンの効き目は?
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イギリス以外でも確認

   杉山真也アナ「国際医療福祉大の松本哲哉・主任教授によると、(ワクチンに対する)ウイルスの生存力高まっている可能性があり、他の国へ広がっていくと話しています」

   ニューデルタプラス株にはワクチンの効き目が弱いということで、すでに接種率の高いアメリカやイスラエルでも確認されているという。日本も、これまでの水際対策の実績から見ると、国内に入ってこないとは考えにくい。GoToトラベル、GoToイートで一気に感染が広がり、年末年始に医療崩壊した去年に状況は似てきている。

   松本教授は「これから1カ月ぐらいの間にどういう状況になるか、注目しておかねばなりません」という。コロナウイルスは敗走したのではなく、次の蔓延のチャンスをうかがっているのだろう。

(カズキ)

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