「きのう(2021年10月24日)岐阜市で、祖父と山登りに出かけた6歳の男の子が下山後に行方不明となり、およそ7時間後に無事発見されました」と「スッキリ」で岩田絵里奈アナが伝えた。阿部祐二リポーターはきのうと今朝、現地から報告した。
警察によると、男児は78歳の祖父と共に岐阜市内最高峰(標高418メートル)の百々ケ峰を訪れ、24日午前11時ころに登山開始。午後2時に2人は山の東側に位置する駐車場へと下山した。祖父が駐車していた車に男児を乗せ、トイレに行っている間に男児は姿を消していたという。
阿部祐二リポーターが現地報告
きのう夜、辺りが真っ暗になった百々ケ峰では、男児の祖父が心配そうに取材に答えていた。「トイレに行きたかったので、(孫に)シートベルトをかけて『ちょっと待っててね』と言って、トイレに行って、出てきたらもういなかった。(トイレに行っていたのが)3~4分じゃないですかね」。
警察と消防は男児の母親からの通報を受け、およそ30人態勢で捜索。そして午後9時すぎ、男児は駐車場から西におよそ300メートル離れた山中で発見された。
午後11時頃、現場に立った阿部リポーターは「ボランティアの方が6歳の男の子を発見したということです。しかし見て下さい。照明を消すと5メートル先も全く分かりません。よくこんな真っ暗闇の中で見つけることができたと思います」と報告。
男児を発見したボランティアの人らは、「元気な返事をくれた。『はーい』って」「声の方に行ったら、倒木があってその奥にいた」「もうあと2~3メートルで(崖の)下に落ちるようなところだった」などと当時の状況について話した。
一夜が明けた現場から阿部リポーターは「ボランティアの山の会の方の話では、100メートルほど行くと分岐点があり、左側に進むと切り立った崖になっていて、転げ落ちてしまいそうなんです。男の子はじっとしていて動かなかったので、発見してもらえたのでしょう」
司会の加藤浩次「どこでもそうなんですが、特に山で子どもから目を話すと、ほんの数分でも見失ってしまうんだと我々は心に留めないといけないですね」
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「6歳という年齢の問題もあると思います。もう少し大きくなればもっと分別が出てくるし、もっと小さければそんなに行動範囲が広くない。6歳くらいの時が1番活発にあちこち行くかも知れませんね」
加藤「おじいちゃんは本当につらかったでしょうね」
(ピノコ)