もはや「嫌がらせ」「ごね得」にしか見えない小室圭母の元婚約者!この期に及んでまだ愚痴と泣き言――ほか9編

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

元CIA工作員に「文章がうまくなる」と教えられてもなあ......まるで役に立たなかった「ニューズウィーク」特集

   私はしがない雑文書きだが、自慢じゃないが文章は下手である。だから、文章がうまくなるという類の特集や本を見つけるとすぐに手を出す。今週もニューズウイーク日本版に「世界に学ぶ至高の文章術」というのがあったので、早速読んでみたが、ビジネス用の文書には多少参考になるが、人に訴える文章を書こうと思っている人間にはほとんど役に立たない。プレジデントは「美しい資料術」というのをやっているが、これに近いと思う。

   元CIA工作員や朝日新聞編集委員で天草支局長の近藤康太郎などが原則を述べている。CIAに文章作法を教えてもらおうとは思わないし、近藤のは以前、『三行で撃つ』(CCCメディアハウス)を読んだが、自慢話ばかりで辟易としたことがあった。

   私は読売新聞で「編集手帳」を書いていた竹内政明の『「編集手帳』の文章術』(文春新書)を座右にしている。どんな文章術の本を読んでもいっていることはたった一つ、「簡潔に書け」である。いつもダラダラ書いて当欄の担当者に怒鳴られているが、これが難しいのだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

姉妹サイト