「日本人ピアニストが半世紀ぶりの快挙です」。きょう22日(2021年10月)の「スッキリ」で、佐藤真知子アナが紹介したのは、世界3大コンクールの1つの第18回ショパン国際コンクールで、2位に入賞した反田恭平さん。日本人ピアニストの2位入賞は51年前の内田光子さん以来となる。また4位にも日本人ピアニスト小林愛実さんが入賞した。きのう21日に発表された。
どのくらいすごいことかについて、世界的ピアニストの清塚信也氏は「これに人生を懸けているといいう人が世界中にいるくらい。MLBで大谷翔平選手がMVPを撮るようなことに近い」と解説し、「反田さんの演奏はぜひ生で聴いてほしい。プロの私が聴いてもグッとくる気持ちになる」と話す。
加藤浩次「初めて知るのは恥ずかしい」
スッキリが注目したのは反田さんの体格だ。数年前の写真を見ると、今よりずっとスリムな体形をしている。反田さんは「体重が重いほうが豊かな音が出せる。海外のホールで音を響かせるために体重を増やした」と話していた。
反田さんをデビュー当時から追っている著述家の湯山玲子さんは「当時はロン毛を束ねて、ピアスをしていた。チャラ男っぽいが破格だった」と話す。
反田さんは2012年、高校在学中に日本音楽コンクールで1位を取り、14年に国際モスクワ音楽院に首席で入学したエリート。自分を印象付けるために、髪型を"サムライヘア"にセルフプロデュース。また指を大切に守らなければならないピアニストなのに、ボウリングで手を気にせず素手で思いっきり投げていたと湯山玲子は明かした。確かに破格だ。
MCの加藤浩次は「ボウリングもコンクールも、その場の戦いに懸ける人なんでしょうね」と感心した様子。
元プロテニスプレーヤーの杉山愛は「ピアノ演奏と体重が関係あるとは初めて知った。アスリートは体重とパフォーマンスが直結するが、ピアニストとも共通するんだなと驚いた」と話した。
加藤が「これだけの人がコンクールで2位になって初めて知るというのは恥ずかしいね」と言うと、菊地幸夫弁護士も「もっと早く知っているべきだった。聴いてみたい」と話した。
PRプランナーの三浦崇宏は「きっとこの人のところに、プロダクションやマネージャーが押しかけているんだろうと思う。こういう方々を早いうちから手助けする個人プロデューサーの仕事があってもいい」とコメントすると、加藤は「ノーベル賞を取って初めて知るというパターンもある。確かにこの辺にビジネスチャンスがありそうですね」と妙に納得していた。
(バルバス)