<食・グルメ> 加藤浩次が「食」の話題から「人生」を深掘り、ゲストの素顔&魅力に迫る「人生最高レストラン」(TBSテレビ系)。今回(2021年10月16日)のゲストは、大河ドラマの主役も演じるなど、多方面で活躍する人気歌舞伎俳優、中村勘九郎さん。
故・十八代目中村勘三郎さんを父に持つ、勘九郎さんが人生の一品として選んだ一品目は、子どもの頃に父に連れて行ってもらったという、六本木にあったレストラン「和田門」の前菜に出てきた「牛タタキ」です。
残念ながら2000年にお店は閉店してしまいましたが、そこであきらめたくないほどの美味しさだったそう。
「芝居以外にはアイドルが好きです」
「本当に食べたくて、博多座に出演した時に、本店が博多にある! ということで西中洲の『和田門』に行ったら、あのタタキに会えたんですよ。それが、また閉まっちゃったんです...」と中村さん。博多のお店は2020年に閉店してしまいます。
「本当にそのお店美味しいんですか?」と劇団ひとりさんが思わず突っ込み。
「美味しいんです! ぜひ皆さんに食べていただきたい。そこで凄いことが起きて、歌舞伎公演で立三味線を務める杵屋五吉郎さんが、『和田門って知ってる? 実は和田門で修業していたシェフのところでうちの息子が働いているんだけど、今度来てくれない?』て言われて、行ったんですよ。そこが自由が丘の『フォレスト』です!」と中村さん。なんと、牛タタキと3度目の出会いが叶いました。
ネギがたっぷりとのった「五島牛の牛タタキ」のVTRを観ながら「ホントに奇跡だな~。こんなの食べたことないわ」と加藤さん。
「こんなの、5~6歳で食べてたんですか!?」と島崎和歌子さんも驚きの一品。
希少な長崎の五島牛のイチボ肉を使用した牛タタキをたっぷりのネギが覆い、その上にキャビアが添えられている贅沢な一品。玉ねぎと大根おろしの入った醤油ベースのソースでいただきます。ちなみにメインは五島牛の備長炭炭火焼きステーキのシャトーブリアン。こちらも贅沢の極みです。
「子どもの頃から、こういうお店に連れて行ってもらったおかげで、その時のマナーだとかが今すごく財産になっていますね。きれいな食べ方を知っていれば、そこからいくらでも崩しようがある。型を知っていれば『型破り』で、型を知らなければ『型なし』になると」と中村さんが、両親との想い出を教えてくれました。
ちなみに、幻の肉を追いかけ続けた中村さんが、他に熱烈に追いかけ続けているというのが、日向坂46と櫻坂46だそう。
「芝居以外にはアイドルが好きです。生まれ変わったらアイドルになりたいです」と断言する中村さん。これまでの話とは全く違う展開に。
「何かの反動ですか?」と加藤さんも意外なようす。
「歌って踊っている姿と、かけ声が歌舞伎の大向こうに似ていて...」と、中村さんのウンチクが続きます。
最終的には「Sunday!Monday!」と、日向坂46の歌のコールまで披露してくれた中村さん。こちらも、かなり熱烈に追いかけているのが伝わってきました。
(SaMi)