「とんでもない貼り紙があったんです」ときょう21日(2021年10月)の「めざまし8」で倉田大誠キャスターが伝えたのは、東京の東急池上線・池上駅の改札脇に登場した、ある告知だ。ふだん、列車の遅延や落とし物の情報を書き込むようなホワイトボードに、味もそっけもない手書きの文字で「電車売ります!」。引退する8500系の車両を一般向けに販売するという企画で、お値段は1両176万円(税込み)だという。
8500系は1975年に導入され、46年間にわたって東急田園都市線を中心に活躍してきた。運転席つきで1両176万円といえば、思ったほど高くないイメージだが、トレーラーで運搬する数百万円の費用も購入者の負担となる。先頭車両を希望の長さにカットするというサービスもあるが、その場合は2400万円以上と値段が上がる。それでも、きのう20日の時点で、すでに8件の申し込みがあったという。
「欲しいけど、置く場所がねえ」
番組中に、この車両を「買うか、買わないか」について視聴者アンケートを行ったところ、約1万3000件の回答があり、「買う」は14パーセント、「買わない」は86パーセントだった。
MCの谷原章介「僕は小さいころ、東横線で『青ガエル』と呼ばれていた緑色の電車や、新しいこの銀電車にも乗っていました。欲しいけど、置く場所がねえ」
倉田キャスター「もしあったら、谷原さんだったらどう使いますか」
谷原「逃げ出すところ。別荘とか、うちで奥さんとけんかして逃げ出すところにしたいな」
MCの永島優美「せっかくだからカフェとか。またお金がかかりそう」
倉田「夢のある話です」
(キャンディ)