繁華街のど真ん中を走り回るスケートボード集団の映像が、21日(2021年10月)の「モーニングショー」で流れた。「車道を蛇行しながら走っています。歩道にも侵入、スケボーが歩行者にあたりそうです」と司会の羽鳥慎一。迷惑行為がいま、後を絶たない。
きのう20日夜、渋谷でバスのうしろを蛇行して走るスケボー集団。人が行きかう中でジャンプ。技の練習か、路肩の花壇のへりにも乗っかる。「角が削られ、凸凹が激しくガタガタです」(岡安弥生リポーター)の状態だ。すぐ近くには「スケートボード禁止」の看板があったが、知ったことかのルール違反のし放題。
深夜の住宅街で...
東京オリンピックで日本選手が金メダル3つを獲得した新競技で渋谷・ミヤシタパークの練習場に訪れる人数は右肩上がりだが、ほど近い路上がこのありさま。池袋の繁華街での迷惑行為や練馬の住宅街で深夜3時のスケボー騒ぎが映像に撮られている。
盛岡市では、洋品店前にあった三角コーンと仕切りバーを道路のまん中にうつしてバーを飛び越えるスケートボーダー2人の姿も撮影された。転倒すると、折れたバーを室外機の陰にかくして、さらに1時間滑り続けた。
都内の21歳迷惑スケートボーダー2人を直撃取材すると、「危ないなと思うけど、そういう文化、カルチャーなんでしかたない」「当てたら謝る」「これで死ぬなら本望だ。スケボーがないと生きていけない」と答えた。
今年8月、静岡市で駅近くをスケボーで走った会社員の男(22)が道路交通法違反で検挙、書類送検された。牧野和夫弁護士は「道交法の定義があいまいで、他に規制はない。それでも夜間の騒音や接触の危険、器物破損が刑事や民事で問われる可能性はある」という。警察は甘やかしすぎか、対応の遅れか、もっとしっかり取り締まる気がないのか。
石山アンジュ(社団法人代表)「近隣は迷惑です。やれる区画を広げ、こういった行為をもっと厳しく禁止する区分けが必要と思います」
玉川徹(テレビ朝日)「やれる場所が整備されても、彼らは違う。むしろ人がいる所でやることが目的だ。暴走族や壁の落書きと共通の、スポイルされる人の行動だ。よくスケボー場を整備しての話が出るけど、それは違います」
(あっちゃん)