マイナ保険証、本格運用 便利に?「監視」される恐怖?

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   司会の安住紳一郎が「きょう(2021年10月20日)から本格運用です」と取り上げたのはマイナ保険証だ。マイナンバーカードと健康保険証をひも付きにするもので、病院や薬局の専用機器にマイナンバーカードを置き、顔認証か暗証番号入力で受付はOK。保険証の提示は不要となり、記録が残るので、過去の健康診断結果を呼び出すことも可能で、お薬手帳もいらなくなるという。

   薬局にいた高齢女性は「1枚のカードですべてができるようになるのは便利でいい」という。今後は医療費のデータ、病歴・通院歴も読み込ませる予定だ。転職や引越ししても保険証の再発行や変更手続きはしなくてよくなる。

  • 「マイナポータル」サイトより
    「マイナポータル」サイトより
  • 「マイナポータル」サイトより

安住紳一郎「便利になる分、なにか別のものが犠牲に...」

   ただ、マイナンバーカードを保険証がわりに使うためには、インターネットの専用サイトやアプリ、病院・薬局の専用カードリーダーで登録しなければならず、マイナ保険証に対応している医療機関もまだ約8%に過ぎないから、実際にマイナンバーカードで受診というのはまだ先のことになりそう。

   杉山真也アナ「ただ、政府は2024年には運転免許証、さらに医師や看護師など国家資格情報とマイナンバーカードをひも付きにする方針です。新型コロナウイルスのワクチン接種証明もこれでできないかと検討しています」

   1枚にカードにあらゆる個人情報が詰め込まれるようになると、落としたり盗まれたりが心配になるし、情報漏洩の危険も高まる。番組へのアンケートでも、40代女性は「財産や健康状態を国に管理・監視されることに恐怖を感じる」と語っている。

   安住「すべての個人情報が一つのところに集まった時に、私たちが身動きできなくなることも考えておく必要がありそうです。便利になる分、なにか別のものが犠牲になっているのではないかという心構えが必要だと思います」

   すでに、健康保険証も病院の診察カードもデジタルになっていて、とくに不便は感じない。もっと便利なるというのは、政府が国民の情報を集めるのに便利になるという意味なのだろうか。

(カズキ)

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