「大変でした。ようやく捕獲されました」。きょう19日(2021年10月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。茨城県つくば市の公園の池に出没していた巨大なワニガメが4回目の作戦でようやく18日に捕獲された。人に危害を与える恐れもあり、特定動物に指定されている外来種だ。
噛む力が強く指をちぎられる可能性もある。このワニガメの捕獲に挑んだのが静岡県の 体感型動物園「iZoo」の白輪剛史園長。5月には横浜市で行方不明になっていたアミメニシキヘビを発見した爬虫類捕獲のプロだ。
違法に飼育されていた?
4回目のきのうは「きょうはとにかく最終決着の日ということでタイムリミットなしで必ず捕まえます。捕まえるまで帰りません」と、午前7時半前からスタッフ8人で鉄製の網で包囲して捕まえる作戦だ。午前10時ごろ、ついにワニガメが姿を見せ、園長も池に入り網の中に押さえ込んだ。陸にあげられたワニガメは体長1メートル、重さ35~40キロ。網の中で網を引きちぎるように口を大きく開けていた。
白輪園長は「安堵ですよ、一安心どころじゃない。ワニガメの夢は当分いいです」
捕獲したワニガメは取得物として警察で保護された後、飼育の許可を受けた施設に移動されるという。特定動物に指定されているワニガメは去年20年6月からペットとして飼うことは禁止されている。動物園や研究等の理由で飼う場合には各自治体に申請が必要。また、特定動物を飼育する場合はマイクロチップの埋め込みが義務付けられている。
白輪園長によると、「ワニガメにはマイクロチップがなかった。違法な状態で飼育されていた可能性がある」とみている。捕獲費用は50万円(人件費含まず)だが、今回はボランティアだという。
羽鳥「プロの人しか捕まえられない危ないことでしたね」
菊間千乃(弁護士)「誰かが池に捨てたことでしょうが、その人は今回のことをどう思っているのでしょうか」
(一ツ石)