「パワーカップル」が新築マンションの値段を、バブル期を越える最高価格に押し上げたそうだ。「パワー」ってなんだ? 19日(2021年10月)の「めざまし8」が伝えた。
世帯年収が1300万円以上の、共働き高収入カップルのことだ。20~30歳代に多い。
不動産経済研究所が18日発表した調査(東京・神奈川・埼玉・千葉4都県対象)によると、新築マンションの平均価格が、今年の4~9月期で、バブル期の最高額を越え、6702万円(10.1%増)となった。
「決して夢ではない」
タワーマンションに人気が集まる。人気の理由としては、(1)コロナ禍で、住環境への関心が高まった、(2)株価が高く、富裕層の購買力が高まった、(3)交通の利便性を優先する、があげられるという。
MCの谷原章介「パワーカップルですから、それぞれがローンを組める、という利点もあるでしょうね」
コメンテーターの三浦瑠麗(政治学者)「これからは、財産は(夫婦)共有の持ち分。まさにパワーカップル」と、指さされたMCの永島優美「いやいや、共働きですけれど。タワーマンション買ってないですよ」。三浦「コロナ禍で女性の働くニーズは減っちゃった。非正規の人が家庭に入っちゃったんですが、正規の求人は、実は増えている。そこにうまく移動して、正規の職を得られるようになれば、2人でこの給料(1300万円)は決して夢ではない」
MCの谷原「年収で言えば、650万ずつ稼げば、パワーカップルになる。それくらい稼げるようにしてほしいよね、国がね」
情報キャスターの倉田大誠「東京の人口が4カ月連続で減少する中で、働き方改革。都心にオフィスを持たない、って企業が出てきているじゃないですか。というなかでの、こういった現象。これから、もしかしたら、激しく変わってくるのかな」
そう、タワーマンションに向かうカップルはとは別に、リモート・テレワークを活用して、職場も住居も地方へ拡散している。そちらへ向かうカップルは、必ずしも年収にこだわらず、異なるタイプの「豊かさ」を追求していますよ。
(栄)