お笑いコンビ「オードリー」がホストを務めるトークバラエティー番組「あちこちオードリー」(テレビ東京系)10月13日(2021年)放送回のゲストは、ボクシングの入江聖奈選手とお笑いコンビ「ティモンディ」だった。
ティモンディといえば、高岸宏行さんが陽気なキャラクターで「野球芸人」としても知られ、前田裕太さんは「じゃない方芸人」と呼ばれることが多い。
「カメラ向いてる方にきれいなバントをしていく」
ティモンディのネタを書いているのは前田さんで、トークの際に高岸さんにバトンを渡す役割も担っている。実は身体能力もかなり高いのだが、
「高岸の成功の布石として前田オファーみたいな体動かす仕事は多いです。こんなかんじで失敗しちゃいます、じゃあ高岸さんはどうなるの、みたいな」
という。
自身もオードリーの「じゃない方」と言われた時期があった若林正恭さんは、
「前田くんはどうするの?道としては。そういうの(身体能力の高さ)出すかどうかも悩んでる?」
と尋ねる。
前田さん「いやもう、出さないというか、出したくはない」
若林さん「でもわかるなぁ。俺も40ヤードダッシュとかやって春日(俊彰さん)に勝つんだけど、盛り上がんないよね」
前田さん「やっぱゴールテープ切るのは4番バッターがいいのかなとか。できるできないじゃなく、カメラ向いてる方にきれいなバントをしていくっていう役割」
「じゃない方」の役割を自ら担おうとする前田さんの姿勢に、若林さんは「偉いよね、腐らないよね」と感心していた。
「前田さんを先に爆発させたテレビ局が勝つね」
前田さんからもオードリーに、思い描いたことが実現した後に「やる気なくならないですか?」と質問が。
これに対し若林さんは、
「そう聞かれると野心もあるね、俺ね。全然行ききってるイメージない、自分たちは」
「同じ釜の飯を食ったり、同じ戦地に行ったスタッフと共演者が増えてくるから、そこでずっとやりたくなっちゃうよ」
と、熱い胸の内を明かしていた。
高岸さんの魅力を引き立たせ、聞き役としても仕事を果たした前田さんの姿に、視聴者もうなったようだ。ツイッターなどでは
「こつこつバントする役割に徹してくれるからフリとして機能して見てる我々は笑えるんだなって感心しきりだった」
「やっぱりネクスト若林は前田さんよな MCやってる姿が想像できる」
「これからの時代、前田さんを先に爆発させたテレビ局が勝つね」
といった声が上がっていた。
(TT)