ガソリン価格が高騰している。きのう13日(20201年10月)発表の全国平均は1リットル当たり162.1円と、年明けの26円高だ。輸送費が上がったので、一部食材の値上げにもつながった。
減産の背景
東京世田谷のガソリンスタンドで給油する客は「ずいぶん高い」「一気に上がりましたね、いやあ高いすね」とぼやき節。練馬区のスーパーではトマト、キュウリ、パプリカ、ナスが「非常に影響を受けます」と社長が言う。栽培するビニールハウスの暖房に石油、納豆の容器やたれ袋にも石油が使われるため、影響は今後もつづく可能性がある。白菜や春菊といった千葉や茨城県産でハウス栽培でもないものは一時より安いため、鍋物がおすすめとのことだ。
司会の安住紳一郎が「石油高騰の原因はこちらです」とボードを取り出した。
――新型コロナウイルスで経済活動が下火に→石油の需要が減→主要産油国は減産→経済活動再開で世界的需要増→主要産油国は「協調減産」を維持――
そこで高騰というわけだ。産油国の減産には、コロナ再拡大や脱炭素の流れに対する警戒感もある。一方で、石油は投機の対象のため「高い安いが極端な傾向もあります」(安住)という。高値は2月までつづくと予想する専門家もいる。
安住「地方では1台ずつ車を持つ家庭もあるのでねえ」
(あっちゃん)