バラエティー番組「スポーツ選手だってあざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)が、10月12日(2021年)に放送された。
10月18日から順次開幕する「世界体操2021」「世界新体操2021」と「あざとくて何が悪いの?」がコラボした特別番組。スポーツで勝つための戦略としての「あざとさ」を紹介する内容だった。
「野球だけだと埋もれちゃうんで...」
「田中みな実顔負け?監督へのあざと過ぎるアピール」として取り上げられたのが、プロ野球の読売ジャイアンツ、高梨雄平投手だ。
中継ぎの要として活躍する高梨投手だが、2020年シーズン途中に東北楽天ゴールデンイーグルスからトレードで加入した「新参者」でもある。実力・キャラ・個性を原辰徳監督に覚えてもらおうと、2021年の春季キャンプで自作のカレーをみんなにふるまったという。
高梨投手「監督もあの原監督ということで、自分からはなかなか話しかけれないかなと思って、料理を使わせていただいたって感じです」「野球だけだと埋もれちゃうんで、どうしても。ポジションも中継ぎっていうところで、言ったらちょっと地味なところではあるので、皆さんの心を一気に掴めるんじゃないかっていう下心がありました」
高梨投手のカレーと対峙した原監督は、
「お金取れそうだな!高梨シェフ、ご苦労さん。ジャイアンツに来て今年一番いい仕事だな。シーズン始まったばかりだからなんとも言えないけど」
と上機嫌な様子だった。
手作りカレーのおかげもあってかチームに溶け込み、2021年には原監督の推薦でオールスターゲームに初選出。さらに「今回のカレーに関しては、スタジアムグルメでも作りやすそうだなと思って、採用されやすいんじゃない?と思って」(高梨投手)との目論見通り、選手プロデュース弁当などスタジアムで販売される「スタジアムグルメ」として商品化も。「TGカレー」「TGカツカレー」として販売され、球場内の人気メニューとなっているという。