民間のシンクタンクによる都道府県魅力度ランキングがこのほど発表されたが、ことしは前年よりもランクが下がって44位となった群馬県の山本一太知事がきのう12日(2021年10月)、記者会見を開き、「ある意味県民を侮辱していることになる。法的措置も検討していきたい」と表明した。13日の「めざまし8」で、MCの永島優美が「怒りの会見です」と伝えた。
山本知事は「こうした根拠の不明確なランキングによって、本県に魅力がないという誤った認識が広がることは、県民の誇りを低下させるのみならず、経済的な損失にもつながる由々しき問題」「内容をしっかりと精査し、弁護士と相談のうえ、法的措置も検討してまいりたい」とまくしたてた。
「話題作りなのか...」
これに対し、MCの谷原章介は「県知事というトップが法的措置を検討、という言葉はいかがなのでしょうか」と弁護士の若狭勝氏にコメントを求めた。
若狭「結論から言えば、実際に法的措置を講じることは難しいと思います。名誉が棄損されたということで損害賠償を求めるといっても、ランキングというのは総合的なもので一応根拠もあるでしょうしね」
谷原「ランキングを恣意的に下げられたとかランキングをやめろと言いたいのか、それとも話題作りなのか、どっちなんでしょうか」
金子恵美(元衆院議員)「政治家としてのパフォーマンスかもしれませんが、経済的な損失という実害があるのであれば、算定基準や評価基準といった納得いく説明をしてほしいというのが知事の思いかもしれません」
ちなみに、各メディア報道によると、今回最下位だった茨城県の大井川和彦知事は「我々にとっては痛くもかゆくもない」「魅力はいろいろなとらえ方があり、それぞれがオンリーワン」と大人の対応を見せている。
谷原は「モノの言い方かもしれませんが、法的措置とまで言われると、ちょっとビクッとするものがありますね」と首をかしげていたが、最後は「群馬は素晴らしいところです」とフォローしていた。
(キャンディ)