裏アカ特定「1000件以上」の社も 「人物調査」の今昔

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   「ネットやSNSへの投稿の実態について見ていきます」と、司会の羽鳥慎一が13日(2021年10月)の放送で切り出した。誹謗中傷がひどいため、Yahoo!ニュースはコメント欄上部に「攻撃的な書き込みは控えて」と注意書きを掲げたほどだ。愚痴を投稿したいと気軽に始めたことがエスカレートして、人に対する誹謗中傷に発展するケースも多いらしい。

   浜田敬子(元AERA編集長)「問題は誹謗中傷のレベルを超えた内容まであること。(プラットホーム開設企業が)もっときちんと対策するべきです」

  • 投稿前に「立ち止まって」考えて…(画像はイメージ)
    投稿前に「立ち止まって」考えて…(画像はイメージ)
  • 投稿前に「立ち止まって」考えて…(画像はイメージ)

玉川徹「企業の調査ニーズがSNSに変わっただけだ」

   メインのアカウントとは別に匿名で開設するアカウントを「裏アカ」ともいう。裏アカを特定するサービスをする業者も、今ではある。ある一社はこれまでに1000件以上の発信者を特定したそうだ。依頼するのは、従業員や就活生の裏アカでの言及で経営に影響が出るのを恐れる企業だ。金融機関に多い。ITジャーナリストの三上洋さんは「人物調査にSNSを見るのが当たり前になっている」と指摘した。

   玉川徹(テレビ朝日)「こういうのを調べるのは昔からある、探偵とかを使って。企業の調査ニーズがSNSに変わっただけだ」

   浜田「投稿前にリスクがあると考えた方がいい」

   玉川「自分の学生時代を考えても、バカだったからね。現実社会がどれぐらい厳しいか、いろんなことを調べる世界と知らず、のほほんと生きてました。今は昔より追跡されやすい。立ち止まって考えた方がいい」

   過激な誹謗中傷の投稿は若者だけでなく中高年にも広がり、高収入男性に多いとの見方もある。

   羽鳥「人にすごい影響や負担を与えることを考えないといけませんよ」

   調べられるかもしれないからやめるのではなく、はじめからやってはいけないことだ。

(あっちゃん)

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