コロナ禍で客によるカスタマーハラスメント「カスハラ」がさまざまな業種に広がっていることを、13日(2021年10月)の「モーニングショー」が取り上げた。
その映像は、愛知県のシティーホテルで今月1日に撮られた場面。男性客が従業員に「クビだ」と罵声を浴びせ、土下座を強要した。このホテルでは客の荷物を従業員が持つサービスはしていないが、それに激怒したらしい。目撃者によると、この男性客は自分は東京に不動産会社社長だと言い張り「ふざけてんのかよ。ホテルマンのくせに偉そうに。社長に言うからな」と、携帯電話で写真を撮ろうとした。従業員に名刺を出させ、受けとると破り捨てた。
スーパーでマスクなし客
さらに「これで普通の部屋に泊まらせるんじゃないだろうな。最上階を用意しろ」と要求したという。他の客が警察に通報し、警官が駆けつけると態度を一変、泊まらずに立ち去ったそうだ。
静岡県のスーパーでは、マスクをしない女性客に従業員が声をかけると、女性客は「私、ワクチン2回打ち終わってるの」と言い放って立ち去った。べつの女性客は「強要じゃないのよ」と大声をあげ、「店員はマスクしてよね。菌をばらまくんだから。マスクしなくていいのはお客だけ」と言い放った。
コンビニで、小銭をトレイに投げて「文句あるか」と言う客や、宅配業者に「新しいダンボールに入れて持ってこい」と要求する客もいるそうだ。UAゼンセンのアンケート調査では、カスハラの36%がコロナ関連だった。
司会の羽鳥慎一「50代、60代の客が多いということです」
玉川徹(テレビ朝日)「みんなイライラしているだね、ベースは。反対の『えっ』と思う店もあるけど、お互いに気をつけないといけません」
(あっちゃん)