インフルエンザ、今季「大流行の恐れ」 羽鳥慎一が伝えた「その理由」

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   「今年(2021年)のシーズン、インフルエンザが大流行の恐れがあると日本感染症学会がいっています」と司会の羽鳥慎一が12日(2021年10月)、「モーニングショー」で伝えた。感染症学会は冬に向けてインフルエンザワクチンを積極的に接種するよう呼び掛けている。

   インフルエンザの感染者数は例年1000万人から2000万人だが、2019年~20年のシーズンは約728万5000人、ところが2020年~21年は約1万4000 人と激減した。

  • インフルエンザのワクチン、打つ?打たない?
    インフルエンザのワクチン、打つ?打たない?
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接種のタイミングは?

   なぜ減ったのか。理由は「手洗い、マスク着用、3密回避、移動制限。新型コロナ対策がインフルエンザにも非常に効果的だった」(日本感染症学会)。

「では、いいじゃないか、となりますが、そうでもありません」と羽鳥が続く。「昨シーズンにインフルエンザに感染した人は極めて少数。このため、社会全体の集団免疫が形成されていない。なので、大変な流行が起きる可能性がある、ということです」

   そのうえ、インフルエンザワクチンの今季の供給量は昨季の8割程度の5134万~5584万回分と予定されている。新型コロナワクチン流行に伴い、ワクチン製造用資材が世界的に不足しているためといわれている。厚労省は医療機関に対して、必要量に見合う量のワクチン購入の徹底を要望している。

   コロナとインフル、ワクチンをどう打てばいいのか。アメリカやイギリスでは、同時接種可能だが、日本では「原則同時に接種できず、互いに片方のワクチンを接種してから2週間後に接種可能」となっている。

   羽鳥「毎年この時期、インフルエンザを打つ人は、もうそういうタイミングに来ていますが、今年はいろいろ注意してください。それにしても、新型コロナ対策をすると、インフルエンザもすごく減るんですね」

(一ツ石)

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