「レジ袋有料化に見直し論」のナゼ ロバート・キャンベル「選挙前で、消費者に寄り添っているポーズ?」

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   12日(2021年10月)の「スッキリ」は、去年7月から有料化が義務付けられたレジ袋について取り上げた。

   番組は、自民党の桜田義孝議員の「レジ袋有料化のメリットデメリットについて、私の盟友である山口つよし環境大臣に直接ご相談をさせていただきました」というツイッターを紹介。

   さらに、「(レジ袋有料化について)色々な声が届いている。続けていくかどうかも含めて、色々議論をしなくてはいけないかもしれない」という山口壮・新環境相の発言もVTRで流した。

  • レジ袋をめぐり政治的な動きが?
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「意識」に変化

   さて、この1年あまりで街の人の意識はどう変わったのか。「スッキリ」は東京・練馬区にあるスーパー「アキダイ」に定点カメラを設置し観察。1時間半で会計を済ました81組のうち、有料レジ袋派は11組、マイバッグ派は70組で、圧倒的にバッグを準備している人が多かった。

   環境問題の取り組みから始まったレジ袋の有料化だが、その効果はあるのだろうか。三菱UFJリサーチ&コンサルティング地球環境部、主任研究員の植田洋行さんはこう話す。

「7~8割の人がレジ袋の受け取りを断るようになったというのが、まず成果です。レジ袋が占める割合は(二酸化炭素の排出量の)2~3%くらいしかないので、プラスチック問題が解決するかというとそんなことはないのですが、1番の効果は、国民ひとりひとりの意識が変わったことだと思っています」(植田さん)

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「すごく良いことですよね。日本はプラスチックゴミの多さが世界2位。レジ袋で意識が変われば、次はペットボトルを買わないでマイボトルにしてみよう...となるかも知れないので効果は高い。桜田議員たちがなぜこのタイミングで巻き戻そうとしているのかが分からない。選挙前で、消費者に寄り添っているポーズなのかな」

   司会の加藤浩次「確かに。たったレジ袋がたった2%だからやらないっていうのはまた違う話ですよね」

(ピノコ)

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