ムクドリ大群が原宿ビル街に 買い物客「下を通るのが怖いな」

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   原宿のビル街にムクドリの大群が住み着き、若者が腰を掛ける歩道沿いの花壇の柵などがフンだらけになっている。なぜ、都会の真ん中にムクドリがやってきたのだろうか? 12日(2021年10月)の「めざまし8」が、群れの生態を追った。

   原宿の中心「ラフォーレ原宿」ビルの背後が一瞬、暗くなるほどのムクドリの大群が、夕方の空を覆う。かつて、その群れは緑の多い田園地帯で見られたが、今は、住宅地率80%以上の都市部で、ムクドリの生息数が増えている。ビル屋上のアンテナの上に集結したと思ったら、交差点の街路樹をめがけて大移動。通行する若者は、スマホを空に向け撮影する姿も多い。買い物客は「びっくりしました。下を通るのが怖いな」。

  • 番組ツイッターより
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武井壮「飛んでいる鳥に文句言うのもおかしいな、と...」

   近くの店主たちは「明治神宮の森が近いので、表参道に出てこないで、向こうで寝てくれればな」。「ムクドリの巣の下を通るときに、帽子に(フンが)ついたり。散らばってほしいですね」。先月には、さいたま新都心駅前でもムクドリの大群が木々を占拠していた。木にネットをかぶせたが、ムクドリはすきまから内側に入ったりして、防ぎきれていない。

   ムクドリの大群がなぜ、大都会にも集まるようになったのか。ムクドリが「数十年かけて学習した」ある理由が、浮かび上がってきた。

   MCの谷原章介「うちの近くの竹林にもいて、風情を感じてたんですけれど、この群れは」。

   ムクドリが集まるのは、原宿駅から下った神宮前の交差点の東よりのケヤキの街路樹だ。昼間はいない。寝るときだけ帰ってくる、という。2年ほど前から集まってきた。

   日本鳥学会の中村元会長は、(1)気候がいい(冬でも暖かい)、(2)ねぐらに適した環境、(3)夜も明るく、外敵から身を守れる、(4)車や、人通りが多い、との4つの理由をあげる。

   コメンテーターの武井壮(タレント)「もともと鳥も人間も自然のなかで生きている。勝手に街を作ったのは我々なんで。飛んでいる鳥に文句言うのもおかしいな、とぼくは思っている」。コメンテーターの三浦瑠麗(国際政治学者)「何事も増えすぎるのは良くない。かわいい鹿も、増えすぎると森がやられちゃう。生態系が一貫して完結していることが大事だと思う」。

(栄)

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