ヤマサ醤油のうまみ成分の研究過程で発見された物質
感染者の減少で、ワクチン接種にも動きが出ている。 東京都北区の花と森の東京病院では、昨日11日から予約なしのワクチン接種を開始した。番組取材に「同僚が予約なしで打ってきたというので、それを聞いて休憩時間に急いで打ちに来た」という人も。
一方、千葉県木更津市では先週木曜(10月7日)、インフルエンザワクチンを打ちに来た人に、誤って新型コロナワクチンを接種してしまうというトラブルも起きている。接種後に新型コロナワクチンの注意事項を渡されて発覚したが、誤って接種された50代夫婦は、すでに2回のコロナワクチンを接種済み。同時刻に同じ名字の人が新型コロナワクチンの予約を入れていたことが原因のミスだが、発熱などの副反応で、妻は4日たっても症状が続いているという。
この他、番組では新型コロナワクチン製造を支える日本のメーカー、ヤマサ醤油の技術も紹介した。ヤマサ醤油が60年以上続けているうまみ成分の研究過程で発見された「シュードウリジン」という物質だが、研究者が医薬品に応用できるのではと注目、80年代から研究用として海外に輸出されていた。これがファイザー社などのmRNAワクチンの原料として世界で重宝されているという。
杉山真也アナウンサー「日本の醤油メーカーが支えていること、ご存知でしたか?
安住紳一郎「食品メーカーはバイオ、微生物研究盛んですから。フィクションの話になりますが、ドラマ『JIN-仁-』で、主人公の南方先生がペニシリンを再現しようとして駆け込んだのがお醤油屋さんなんですね。江戸時代、醸造、発酵、微生物など当時の科学者たちが集まっていたのが醸造蔵。あらためて令和の時代に確認できたということです」
(みっちゃん)