昨夜7日(2021年10月)に関東地方で発生した地震は、東日本大震災以来の10年ぶりの震度5強の強い揺れで、大きな被害を出した。足立区のスーパーの駐車場では消火スプリンクラーが誤作動して周辺の道路は泡だらけ、水道管も都内30か所で破裂して、世田谷や墨田、表参道では道路が冠水、ターミナル駅では構内でひと晩を過ごす帰宅困難者も出た。「THE TIME,」はこうした都内各地のけさの様子を中継で伝えた。
今後も地震に注意、3日分の食料や携帯ラジオなど準備を
金曜司会・香川照之は危うく大けがをするところだったという。「ベッドに入ってウトウトしてたら、地鳴りのようなあとにドンッと来たんですが、枕元にあった写真立てが顔の横に落ちてきました。危なかったです」
この地震、まだ1週間は警戒が必要だという。東京大の古村孝志教授は「関東の下に沈み込んでいる太平洋プレートの中か、フィリピン海プレートとの境界で起きたと考えられます。規模としては大きい」と解説している。
東海大の長尾年恭・客員教授は「今回の地震はまだ前触れ」という。「関東では去年(2020年)の8月ぐらいから地震活動の静穏化が続いていました。大きな地震の前には、『最近、地震が少ないね』というような、嵐の前の静けさみたいな前兆現象があるんです。(それが動き出したということで)今後、もうちょっと大きな地震が来る可能性はあります」
香川「身の回りの危ないものは片づけておいた方がいいですね」
杉山真也アナ「総理官邸のホームページは、災害時は3日分の備蓄が必要としています。飲料水は1日1人3リットル。3日で9リットルですから結構な量です。そのほか、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなどの食料、携帯ラジオ、懐中電灯なども非常用バッグに準備しておいてください」
けさの通勤時間帯になっても、各線の運転見合わせ、駅への入場制限がつづいた。
(カズキ)