宇宙で映画撮ったから何? 加藤浩次、ロシア撮影陣に一言

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   「10月5日(2021年)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着したのは女優と映画監督でした」と、「スッキリ」MCの岩田絵里奈アナが7日に紹介したのは、世界初の宇宙での映画撮影のニュース。2人は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた宇宙船「ソユーズMS-19」は3時間後にはISSに到着し、12日間ISSに滞在し、映画「挑戦」の撮影が行われる。

   宇宙での撮影を行うのは、宇宙を題材にした映画「サリュート7」などを手掛けたロシア人監督のクリム・シペンコさんと、ロシア人女優のユリア・ペレシルドさん。ISSでの撮影のために4カ月間の訓練を積み重ねていた。

  • 大空の向こうの宇宙が「近く」に…
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CGで...

   ISSに到着した女優ペルシルドさんは「30秒ごとに新しいことが起きて、すべてが新鮮。夢の中にいるみたい」と喜びを語り、シペンコ監督は「この日を待っていた。夢の中にいつようだ」と話している。取材を受ける2人の後ろには、船長の星出彰彦さんの姿も映っていた。

   これにより、去年5月にNASAの協力を得てISSでの映画撮影計画を発表していた俳優のトム・クルーズは、先を越された形となった。

   経営評論家の坂口孝則は「これまでCGで宇宙を描いた映画はあったが、これで実写と比べられるのが興味深い」としながら、「職業病な興味では、この宇宙飛行の経費は交通費として計上したら認められるのかということ」とコメント。

   タレントのモーリー・ロバートソンは「旧ソ連は宇宙という面ではアメリカに先駆けたが、今のロシアは経済がどん詰まり。そんななかでのこのニュースは気分を高揚させる効果があるだろう」と分析した。

   しかしMCの加藤浩次は「ネガティブな言い方だけど、宇宙で映画を撮ったから何という気持ちもある。上手なCGを使ってグリーンバックで撮り直すということもありうる」と指摘する。

   タレントの池田美優(みちょぱ)は「こうやって表に出して知らせないと、映画を見てもCGだって思われちゃう。でもここまでしたんだから、撮り残しをグリーンバックのCGで、というのはやめてほしい」と訴えた。

   加藤はさらに「せっかく撮れてもストーリーが面白くない可能性だってある」とダメ押し。

   アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは自身が設立した「ブルーオリジン」で今年7月に民間人だけの宇宙飛行を行ったが、その時の搭乗者はオリバーデーメン(当時18歳)、弟のマーク・ベゾスの他に当時82歳のウォーリーファンクが搭乗し最高齢と話題になった。また、同機は12月に「スタートレック」のカーク船長役のウイリアム・シャトナー(90歳)を登場させて宇宙旅行を行う予定だ。

   加藤は「宇宙が近くなっているということですね」とまとめた。

(バルバス)

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