「菅内閣では3人の大臣が新型コロナ対策を担当しましたが、全員変わります。厚生労働大臣に後藤茂之氏、経済再生担当大臣に山際大志郎氏、ワクチン担当大臣に堀内詔子氏が起用されました。3人はいずれも初入閣です」と岩田絵里奈アナ。5日(2021年10月)の「スッキリ」では、きのう正式に発足した岸田新内閣について伝えた。
読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は新内閣の顔ぶれを「『岸田カラー』に腐心」と表現。
橋本「背後に3Aがいるとか言われているけど『そうじゃない』と。おそらく、『私のカラーを見てください』と言いたいのではないか」
橋本五郎「(今までの対策の)ボトルネックを検証するためには...」
司会の加藤浩次「言いたいのかも知れないけど、新聞なんかを見ていると3A色が出ていて『バランスを取った』という意見が多いのですが」
橋本「それはね、かなり巧妙なんですよ。いかにも聞いている風にして聞いてなかったり、派閥均衡のように見えて意外に一本釣りをしていたり。私はかなり手の込んだやり方だと思いますよ」
加藤「バランス取っているように見えて、したたかに自分の色を出しているということですね」
コロナ対策関係の3大臣が全員初入閣なことには、スタジオから不安視する声が相次いだ。
高橋真麻(フリーアナウンサー)「ちゃんと引き継ぎができるのかとか、逆に肩ぶんぶん回し過ぎて空回りしちゃうんじゃないかとか、心配になります。全部が『初めまして』の自己紹介から始まるわけじゃないですか」
加藤「3人全員じゃなくて、ワクチン担当は河野(太郎)さんを残すとかでもよかったのに」
橋本「それはあり得たと思うし、私も疑問に思っていましたが、きのうの岸田さんの記者会見を見て『ははぁ』と思った。今までのコロナ対策のボトルネックを検証するためには、今までやってきた人ではだめなんです。別の目からそれを見る必要がある。ただ、この人事が吉と出るか凶と出るかは分かりません。そこは厳しく見ないといけない」
前田裕二(実業家)「新しく担当になった3人が、コロナ禍の1年半に何を考えて、コロナ対策にどれくらい携わってきたのかが分かると国民感情として安心できるのかなと思います」
加藤「そこにも説明責任があるということですよね」
(ピノコ)