1日(2021年10月)にスタートしたTBS朝の情報番組「THE TIME,」だが、時事ニュースは一本あたりの時間を短くすることで数を取り上げる一方、「日本の朝が見える」のキャッチフレーズのもと、空模様など全国からの中継を充実させるスタイルで番組がスタートしている。そんな中、今日(4日)取り上げたのは各地の食情報。
かぼちゃやバナナ、焼き立てパン...
山梨県甲州市からは使われなくなったぶどう棚に蔓を這わせ、空中で実を育てる「甲州天空かぼちゃ」を紹介。マル北農園の廣瀬隆さんによると「風がよく当たるし日もあたります。寒暖差が入ることでとてもおいしくなります」と語る。さらに通常のかぼちゃは一つのツルから5?6個の実がつくが、天空かぼちゃは1?2個で、栄養が集中する。しかし、生中継であつあつのほうとうを試食した黒澤知弘UTYアナウンサーは、熱すぎて食べられない。
司会の安住紳一郎「黒澤さん、まず火を止めなさい」
番組終盤でお椀に移し替えて試食をリベンジしたが、黒澤アナが「ほくほくで皮までやわらかいですね。すごく甘みがのっています」とリポートしたところで中継は時間切れ。
宮崎県川南町からは、MRTの澁谷祐太朗アナウンサーがネクストファームで無農薬で栽培される国産バナナ「NEXT716」を紹介。さっそく澁谷アナが試食したがなんと皮をむかずにそのままガブリ。「いくら緊張しているからといって皮ごと食べて大丈夫?」という安住紳一郎だが、このバナナは皮が薄く、皮ごとそのまま食べられる。一本1000円という価格にもかかわらずネット販売で売り切れ続出となっている。
東京都江東区の24時間営業パン屋さんモンシェールからは、TBSの篠原梨菜アナウンサーがスイートポテト味やブルーベリー味の焼きたてパンを試食。
他にも番組では東京スカイツリーソラマチエリアの70店舗で展開されているハロウィーン限定グルメ情報も取り上げた。特製かぼちゃクリームを使った「パンプキンマリトッツォ」(ストロベリーマニア・480円)やローストビーフをたっぷり載せた特大ピザ「とろけるりっちなMONSTER」(世界のビール博物館・3980円)、サーモン、イクラ、マグロをふんだんに使った「2度やらない豪華スペシャルハロウィン丼」(ニダイメ野口鮮魚店・2200円)などを紹介。
おせち商戦も紹介
「ラグジュアリー」をキーワードにスタートしたおせち商戦も話題となっている。松屋浅草では「せめておせちだけでも奮発」という方に向け、キャビア、オマール海老、トリュフをふんだんに用いた40万円のブルガリのおせち、高島屋からはどらやきの手作りセット付きおせち(2万7000円)や、かるた付きの47都道府県おせち(2万9160円)なども登場している。
北海道からは食に関する異変の話題が。HBCのスタジオからは堀内大輝アナウンサーが最近サケに混ざって獲れるブリのニュースを中継で伝えた。ブリといえば長崎や富山が有名だが、今年は海水温の上昇で分布域が北上、サケの定置網漁でブリが大量に獲れる異例の状況になっている。
安住紳一郎「本来は獲れないよね」
堀内アナ「私もあまり馴染みがない。青森の大学に行ってブリがこんなに食べられていると知った。北海道は食べ方を知らない人が多いのではないか。『函館ブリたれカツバーガー』など食べ方を研究する動きもあります。その一方でサケ、ウニが大量に死んでいるという気になるニュースもあります。赤潮の発生が確認されていて、因果関係が調査されています」
(みっちゃん)